心理カウンセラー

心理カウンセラーになるには?

 

 

これまで私がしてきた経験などを元に、今から心理カウンセラーになるためには具体的にどうしていったら最善なのかをまとめてみました。

 

 

今後心理カウンセラーになっていきたいと考えられておられる方たちの、今現在の状況は様々でしょうから、そんな状況に合わせて検討して頂けるようにしたつもりです。

 

 

よろしければご一読下さい。

 

 

 

心理カウンセラーになるには?《ステージ別に解説》

 

 

 

心理カウンセラーの需要

 

“心理カウンセラー”という職業は、需要はあれども求人は多くない仕事の典型例だと感じています。

 

 

試しに求人誌や求人サイトをチェックしてみて下さい。

 

 

純然たる心理カウンセラーの求人は、多分ほとんどないのではないかと思います。

 

 

結婚カウンセラーとか留学カウンセラーといった、なぜかカウンセラーという名のついた事実上の営業職ならあるかもしれませんけれどね(笑)。

 

 

こういった状況は、私がプロの心理カウンセラーになりたいと思った20年ほど前から、そんなに変わっていないと思います。

 

 

今後はどうなるかわかりませんが、こういった状況が大きく変わるとは思えませんし、そのようなことに期待していても仕方がないように思いますね。

 

 

この点につきましては、“心理カウンセラーになるには?《ステージ別に解説》”でも語らせて頂きましたから、よろしければそちらをご覧下さい。

 

 

それにしてもこの“需要はあるのに求人は少ない”というのはなぜなのでしょうか?

 

 

様々な理由があると思うので、その原因は一つではないでしょうが、私は日本人の心理観(精神観)が深く関与しているように考えています。

 

 

昔に比べたら徐々に変わってきているとは思いますが、例えば精神科や心療内科に通っていることを公言する人はほとんどいません。

 

 

これが他の科ならそれほどでもないように思います。

 

 

つまり、私たちの心に対する理解不足や偏見が、潜在的な需要はあるものの社会の中で具体的な形あるものとして、うまく具現化されないままズルズルと今日まで来てしまっているのだと思うのです。

 

 

こういったことは一朝一夕にどうにかなるものでもないでしょうが、それでも私たちが子供の頃にはなかった“スクールカウンセラー”などが学校に普通に配属されているような状況を見ていると、少しずつではありますが変わってはきているのかな、といった感慨もあります。

 

 

スクールカウンセラーに悩みを相談をすることが当然のような環境で育った子供達が大人になれば、また心理カウンセラーを取り巻く需要と供給という問題も、きっと変わってくるのだと思います。

 

 

そういった未来に期待していきたいものです。

 

 

 

心理カウンセラーの資格

 

心理カウンセラーになるには?《ステージ別に解説》の方でも触れましたが、現在日本には“心理カウンセラー”という名の付いている国家資格はありませんから、この事は裏を返せば特に資格を持っていなくても心理カウンセラーを名乗ったり、心理カウンセラーとしての活動をしても支障はない、ということにもなります。

 

 

もちろん中にはできないこともあります。

 

 

医療の範疇に関わってくるような活動とかね。

 

 

けれどもいわゆる“悩み相談”なら別に問題はありませんので、そういった点での心理カウンセリングであるならば、やれるわけです。

 

 

実際、具体的には何をしているのかよくわからないような“●●カウンセラー”の人たちなどは、多分これと言った心理カウンセラー系の資格は保持していないと思います。

 

 

なので、特に心理カウンセラーとは言えないけれども、●●カウンセラー的なものになりたいとか、単に人生相談的なことをしたいと言うのであれば、別に心理カウンセラーの資格を無理に取得される必要はないと思いますね。

 

 

あった方が何かと説得力はあると思いますが。

 

 

けれども、一応心理カウンセラーを名乗って活動されていかれるのであれば、一つぐらいは持っておかれた方が良いと思います。

 

 

何も持たずにしている人なんて今まで会ったことはありませんし、初めから“自称”心理カウンセラーというのは、いくらなんでもちょっと無理があるように思うからです。

 

 

認定元の団体の方向性や性格など、気に入ったものがあれば、そこで勉強しながら心理カウンセラーの資格も合わせて取ってしまえばいいと思いますよ。

 

 

結果として一石二鳥になるはずですから。

 

 

 

終活カウンセラーとか

 

最近は“終活カウンセラー”とか“終活カウンセリング”などといった言葉を目にする機会が多いように感じています。

 

 

実際終活カウンセラーを名乗る人と会ったことはありませんが、文字通り“終活”相談を専門としているカウンセラーなんでしょうね(当然ですが)。

 

 

その業務範囲にホスピス的な事柄が入ってくるのかどうかはわかりませんが(おそらく入らないと思います)、終活にいそしんでおられるような方は、たぶん現時点ではそこそこ健康な方だと思いますし、まずまずの人生を歩めたと思っておられるような方じゃないと、そもそも終活なんてしないような気がしますから、案外終活カウンセリングというのは、暗い内容ものではないような気がします。

 

 

積極的に自分の人生を総括し、残りの人生をどうように過ごしていくかをカウンセラーと話し合っていくのは、切なさの中にも何か前向きな姿勢が見られるような気がしますね。

 

 

実際のところはわかりませんが。

 

 

しかし、日本は今後超高齢化社会に突入していくわけですから、皆が如何に死ぬかということを常に考えておかねばならない環境にあるのだと思います。

 

 

そういう意味では、今後一層需要が見込める分野なのかもしれません。

 

 

 

得手不得手とか

 

トップページでも書きましたが、心理カウンセリングの理論や技法は本当にたくさんあるので、そのすべてを網羅しているような心理カウンセラーなんていませんし、またする必要もないものだと思います。

 

 

ただ、これから心理カウンセラーを目指されていくような方は、そもそもそんな理論や技法の中で、何が自分に合っていて何が全く合わないのか、といったことなどもまだわからないと思いますから、ひとまずメジャーな理論や技法から触ってみるのが良いと思いますね。

 

 

結果としてそれらの理論や技法を使うことがなかったとしても、知っていること自体が無駄になるわけではないでしょうから。

 

 

自分に合わない理論や技法も、自分に合った理論や技法を見つけていく上で役に立っているものだと思います。

 

 

そうやって最初はあまり食わず嫌いをせずに、いろいろなものに触れて段々と自分が専攻したいものを絞り込んでいき、最終的に2、3の得意とする心理療法に辿り着くのが一般的な道程だと思いますよ。

 

 

 

2級とか3級とか

 

心理カウンセラーの資格を認定している団体は複数ありますから、それらの中にはいわゆる“級制度”を設けているところも少なくありません。

 

 

心理カウンセラー1級とか2級といった具合にですね。

 

 

おそらく最下層の資格が3級とかになり、3級レベルであるならば、講習を受けた後に簡単なペーパーテストをすれば授与される程度のものだと思います。

 

 

なので、心理カウンセラーと名の付く資格であれば、ひとまず何でも良いというお考えであるのであれば、こういった時間も費用もかからない最下層の資格を押さえておくのもひとつだとは思いますね。

 

 

ただ、実質的な価値はありませんけれど。

 

 

このような級制度を利用して、自身のモチベーションを上げていくのもそれはそれで良いことだとは思いますが、個人的には一日でも早く現場に出て心理カウンセラーとしての実践的なスキルを高めていった方がいいんじゃないかな、と感じています。

 

 

やはりリアルなクライエントと面接をしていかないと、カウンセリングってうまくなっていかないものですからね。

 

 

痛い思いもするでしょうが、そういったことも含めてすべてが良い心理カウンセラーになっていくための糧になるものだと思うのです。

 

 

そういった具体的な経験の積み方は、心理カウンセラーになるには?《ステージ別に解説》のトップページに書いてありますから、今一度チェックしてみて下さい。

 

 

 

主婦の方がこれから心理カウンセラーになるには?

 

子育てが一段落したような主婦の方が、これから自分が目指せる仕事は何かと考えた時に、選択肢として心理カウンセラーが挙げられることも少なくないようですね。

 

 

主婦の方がこれから心理カウンセラーを目指すのも、基本的な考え方は《ステージ別》のトップページで書かせてもらいました通りなのですが、どうせなら実際に経験されている“子育て”をメインテーマに掲げられた方が良いように思います。

 

 

経験された事を糧とする心理カウンセリングは、それはそれで簡単ではないのですが、それでも経験された方しかわからないような事があるのもまた事実ですから、子育ての経験を上手に生かせたら、他の方には中々できないようなカウンセリングになるのではという期待はあります。

 

 

経験プラス心理学やカウンセリングの理論と技術といった感じですね。

 

 

また、クライエントも実際に子育て経験がある人の方に信頼を寄せる傾向は普通にあります。

 

 

なので、そういった意味である程度の信頼感が出来上がっている状態からカウンセリングを開始できますから、心理カウンセラーがやっきになってラポールを形成する必要もあまりないかもしれません。

 

 

その辺りの事を掘り下げていけば、ユニークなカウンセリングができるのではないか、と思います。

 

 

 

国家資格

 

先日何かのニュースで見たのですが、“心理カウンセラー”という名前は付かないようですが、数年後に心理カウンセラー同等の資格が国家資格として登場するみたいですね。

 

 

臨床心理士ではなかったように思いますが、何か新しい名称の資格となるのかもしれません。

 

 

数年後に発行されるようです。こうなると既存の他の資格はどうなるのか、と思われる方もおられると思いますが、私的には大きく状況は変わらないだろうと見ています。

 

 

国家資格を持っていないと、誰かの悩み相談に乗れないなんて変な話ですからね。

 

 

それに仮に心理カウンセラーと名乗ることができなくなったとしても、セラピストとか○○心理士とか、他にいくらでも名乗りようはあるとも思うからです。

 

 

新国家資格がどのようなものか、あまり具体的な情報は入ってきませんのでよくはわかりませんが、おそらく大学院ぐらいを出ていないと取れない資格なんだろうな、とは思います。

 

 

なので、これから大学や大学院へ行かれる方は、せっかくなので取得できるようなら取得されておいた方がいいようにと思いますね。

 

 

 

心理カウンセラーの収入は?

 

心理カウンセラーの収入や年収について関心を持たれておられる方って、結構多いみたいですね。

 

 

ですが目安的なものってあるのかどうか正直私にもよくわかりません。

 

 

企業などと契約されているような心理カウンセラーにしても、その契約内容や契約先の企業の規模などによっても当然変わってくるでしょうから。

 

 

基本的に自営業と言いますか自由業的なポジションの仕事なので、本当にピンキリだと思います。

 

 

弁護士や医師などてもすごく稼いでいる人もいれば、食べて行くのがやっとだ的な人もいますからね。

 

 

ただ、心理カウンセラーの働き方としては、多くの方が想像されておられるような相談室でカウンセリングをしている、というような昔ながらの業務だけだとちょっと厳しいように思います。

 

 

金銭的に裕福と言うか問題ないような方は、やりたい業務だけをしていけばいいのかもしれませんが、そのような人はそんなに多くないと思うので、例えば学校で心理学の授業を受け持つとか、企業の経営者に対してコンサルティング的な活動をするとか、いろいろとできることならしていかないといけないのではないか、と思います。

 

 

私もそうですが、心理カウンセリングは好きなのでストレスはさほどありませんが、やはりあまり気の進まない仕事をしなくてはならないような時には、断れる身分になりたいな、などと思ったりはしますね。

 

 

 

人手不足らしい

 

《ステージ別に解説》の方でも触れていますが、どうも全国的に電話相談員のなり手が不足しているみたいですね。

 

 

私が昔通っていた時には、非常に多くの人が参加していたと記憶していますが、やはり定着率が悪いので自転車操業のような状態が続いているのでしょう。

 

 

無理もありません。

 

 

電話相談員って結構きついものがありますからね。

 

 

だから鍛えられるのですが。

 

 

それに24時間体制としているところもありますが、その理念は大変立派だとは思うのですが、現実問題として対応する相談員の方はとてもハードになります。

 

 

普通に仕事をしている人だと、平日に夜勤なんてまずできませんから。

 

 

それに経験から言いますと、電話相談機関内の人間関係もグループや派閥なんかがいつの間にか出来ていたりして微妙なものがあったりします。

 

 

まぁそういった人間関係上のことも心理カウンセラーとしての修行だと思えば有りなのかもしれませんけれどね。

 

 

私が勤務していたのももうなんだかんだ言って20年ぐらい前のことですから、現在はどのような体制になっているかはわかりませんが、それでも一度は電話相談員を経験されておかれることをお勧めします。

 

 

本当に勉強にはなりますから。

 

 

 

心理カウンセラーになるためには?